現状を考え手術を決断

 2月に入りました。私の症状ですが、CTを撮影してはっきりわかりました。左側に筋肉の裂け目があり、右側には今のところその症状はないということです。

 ただ左側の裂け目はまだ小さいらしく、長時間立っていたり、何らかの力が腹部に強くかかると、その力によって大腸が上半身から圧迫され、内圧に弱い裂け目部分に内部の腹膜が少し顔を出してしまう程度のようです。

 これはCT撮影でおなかに力を入れたときの画像を見て、その現状がよくわかりました。逆に言えばおなかに力が入らなければ、無暗に飛び出ることはなさそうです。

 ただなんかの拍子にぐっと力が入って(強烈な咳の発作とか用便時が危ないらしいのですが)腸が出てしまうと、今度は裂け目が狭いだけに元に戻らなくなる可能性も高く、結局裂け目の大小は、危険性にそれほど違いはないということのようです。

 一方日常生活ですが、そういったことに気を付けていれば1時間程度のゆっくりしたウォーキングなら問題なさそうだということも分かってきました。

 ただし最近始めたフルートの練習はあまりよくなさそうです。こちらは立って演奏することが多かったのですが、30分ほどで影響が出てくる気がしましたので、今は座って練習しています。

 やはり息を思いっきり吸って腹式呼吸をすることで、横隔膜が下に下がり、それによって腹圧が高まるのではと思っています。

 もう1点。確証はありませんが、気温は高い方が楽なような気がします。もしこれが正しいとすると、気温によって筋肉の柔軟性が高まり、飛び出ようとする部分の両側の筋肉が柔軟に対応できるのではと想像しています。

 と言うことは、身体を冷やさない、寒い格好をしないということが、若干の予防になりそうです。当然ながら重たいものを運ぶことはしばらく避けた方がよいことになります。

 というわけで、まあなんとかなるかなと思っていたのですが、2月2日の火曜日の昼過ぎ、天気も良かったので、ちょっと40分ほど近所を歩き回ったら、帰るころになって若干の痛みが。

 家に戻って他のブログの更新をしていたら、さらに痛みが増してきて、これは変だぞと思ってそ〜っと下着を下げてみると、直径4cmほどの膨らみがはっきり見えて、さすがに焦りました。お餅が膨らんだ時のように見えます。

 「これじゃあ痛いわけだ」と思い、上からそう〜っと手のひらをかぶせて徐々に押し込んでいくと、何とか膨らみが消えました。それでも不安だったので20分ほど手で上から押さえた状態を続け、それ以降は飛び出る兆候はありません。

 しかしたかだか1時間弱のウォーキングで痛みが増すようでは、仕事にも差し支えるし、ましてや好きな旅行も楽しめないだろうと思い、昨日、午前中に何とか仕事をこなし、その足で再び大学病院へ。

 この時も本来は受け付けてもらえない時間帯だったようですが、ちょっと緊急性もありそうだからと頼み込んで、手術の合間に担当医になんとか時間を見つけてもらいました。

 その場で現状を話し、こうなるといつ何があっておかしくないので、なるべく早く手術を受けたいと申し込みました。すぐにその場で日程を調べてくれ、それなら来週の火曜日(2月9日)にしましょうと即決。

 ただ手術前には「健康調査が必要なので、血液検査、レントゲン、心電図の検査をします」と言われ、2月4日の検査が決定。

 ちなみにこの診察を受けた時も、診察の前後で「緊急オペが入っているので・・・」と看護士さんが教えてくれましたので、結構ヘルニアを悪化させて担ぎ込まれる患者さんも多いのかもという印象を受けました。


手術前の検査


初期症状と診断


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