手術日が決定

 3月下旬に手術の日程の説明を受けたとき、医師からは「症状はまだ軽いのですぐに決定する必要はないかも。ただしここから良くなることはあり得ません」と言われて帰宅。 

 数日考えて、自宅で症状の進行を見ていましたがあまり変化がない様子なので、「これならハワイに行けるだろう」と判断。大学病院に「様子を見たいので手術を延期したい」と電話で連絡。

 その後様子を見ながら一か月過ごし、5月下旬にハワイに向けて出発。飛行機はビジネスクラスですから、空港でのチェックインや飛行中の睡眠もエコノミークラスよりもはるかに楽。

 時折右鼠径部に触れて腫れが拡大していないかということをしょっちゅう気にしつつホノルル空港に無事着陸。ちょっと気になっていたのが、上空の飛行で客室内の気圧が下がった時、腫れが膨れるのかということでしたが特に変化はなかったです。

 というわけで約1週間のハワイ滞在を満喫。とはいってもヘルニアの場合長時間や長距離の歩行、さらには腹筋に力が必要な重たいものの運搬は良くないと言ことは学習済みで、滞在中の行動はいつもより自粛。

 バスを積極的に活用しながら、食っちゃ寝。食っちゃ寝という究極のハワイアンライフを体験し、6月3日に無事帰国。ヘルニアの腫れは出発時とほとんど変化なし。

 医師の話では「ヘルニアを抱えたまま1年ぐらい生活している人もいます」ということでしたから、まあそれに該当するのかもと思っていますが、やはり旅行中や様々な動作で腫れが気になることも事実です。

 というわけで、一応当初の目的であったハワイ旅行にも行ってこれたんだから一段落だ、と思って先日再び大学病院へ。もちろん予約なしの診療ですから、今回も待合室で3時間待たされました。

 ようやく会うことができた担当医師は私の顔も覚えていて、「どうしましたか?」と聞かれたので、「手術のお願いに来ました」というと、そこからどんどん話が進み、入院日が6月20日に決定。

 翌日の21日に手術ということになりました。また手術には家族の立ち合いが必要ということのようで、今回は息子に依頼する予定。

 さらに前回行った入院前の検査(X線、心電図、血液検査)が再度必要ということで、これらの検査もその日に実施。

 唯一問題なのが、今回の手術は全身麻酔で行われるということ。これがあったため、なかなか手術に踏み切れませんでした。というのも全身麻酔は気管支にチューブを入れて麻酔を行うという説明があったからで、聞いただけで呼吸が苦しくなりました。

 実は1回目の左鼠径部の手術は、下半身麻酔で行われました。今回全身麻酔になった理由は、前回の手術以降にクモ膜下出血を経験し、それ以来血液をサラサラにする薬、バイアスピリンを服用しているからだということです。 



入院当日の動き


自宅で療養


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