手術準備

 20日木曜日の午後は、病室に入れ代わり立ち代わりいろいろな人が訪れて結構慌ただしい思いをしました。しかし夕方5時を過ぎるとそういった人たちの訪問も一段落。

 ようやくゆっくりできるようになり、病室に来る通路の途中にあった休憩所で、水とテレビカードを購入。これを使ってテレビを見ていると、しばらくして夕食が運ばれてきました。

 前回の入院時にも感じましたが、私は普段は父子家庭なので、調理は私が担当しています。それに比べると、黙って待っていれば食事が出てくるという環境はつくづくありがたいなと思えます。

 ただし味は病院食ですから絶品というわけではありません。しかし塩分等にも配慮されているので、血圧には良いなと感じました。ちなみに量は少なめ。まさに腹八分目で、ちょっと物足りない気はしました。

 食後はテレビを見たりしましたが、一番活躍したのは春から使い始めた格安スマホ。これでメールやニュースを見て、飽きたらユーチューブの動画を見ていましたが、結構暇つぶしになるなと感じました。

 食事を終えてしばらくして備え付けのバスルームでシャワー。身ぎれいになって病院着に着替えると、なんだか急に重い病人になったような気がします。

 着替えてしばらくすると最後に血圧や体温のチェックがあったものの、その後は原則放置。というわけで、9時半ごろ早めに就寝。(定刻は10時就寝です)ベッド幅がシングルサイズなので、寝返りを打つと足が外に出てしまいそうになるのが唯一の欠点でした。

 ちょっと蒸し暑く、また翌日に控えた手術への緊張感からか、眠りも浅いようでしたがとりあえずトロトロと眠り、6時の「検温です」というアナウンスで起床

 体温は6.5度ぐらい。しかし血圧がちょっと高めの143/90。看護師さんから「6時から6時半の間に飲んでください」と言われ渡されたのが紙パックに入った「アルジネードウォーター」2パック。

 「無理に全部飲まなくていいです。味もいまいちかも」と言われたのですが、飲んでみると、蒸し暑かったせいかちょっと喉も乾いていて、味もそれほど悪くなかったので、2パック250mLを全部飲み切りました。

 この製品について調べてみるとアルギニン、亜鉛、銅を補給する一種の栄養機能食品のようです。術前術後の栄養補給という意味合いなのかなと感じました。

 その後は息子や妹と連絡を取り合い病室で待機。手術時には緊急時に備えて家族が立ち会う必要があるようです。「では家族がいない一人暮らしの人はどうするのか?」ということがちょっと気になりました。

 8時半過ぎに妹が病室に到着し、いつも残業で忙しい息子は8時50分ごろ到着。同時に看護師さんが手術着を持って現れ着替え。

 この手術着あちこちにホックがついていて、それを外せばあっという間に裸同然の格好になります。若い看護師さんに手伝ってもらいながら着替え。着替え終わると、ますます重病人になったなという気持ちが高まります。

 さらに渡された弾性ソックスを履いて準備完了。いよいよ手術室への移動です。



痛かった点滴針挿入


自宅で療養


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