自然治癒の可能性と確定診断

 とりあえず診断がほぼ確定したことにほっとして(病名が分からないとかえって不安になります)日常生活では前ページに書いたようなことを気にかけるようになったら、痛みがほとんどなくなりました。

 つまり腹部への圧力が減ったという事です、そうなって見ると、厳禁なもので、「本当に俺はヘルニアなのかな?」という疑問すらよぎります。しかし、だからと言って力仕事をして症状が悪化したら嫌だなと思うので無理ができません。

 昨日は寒さのためにファンヒーターの灯油がなくなり、近所のガソリンスタンドまで行きましたが、当然ながら普段は両手に2缶持って運んでいる18Lのポリタンを持つのは危険だと思い、たまたま日曜で休みだった息子に応援を頼みました。

 こうなってみると、高齢者の気持ちもよく分かります。実家の母親も、当然18kgの灯油缶は運べませんので、巡回している灯油の配給車を利用しいているようです。

 さてヘルニアですが、筋肉の裂け目やほころびは自分の自然治癒力では治せないというのが一般的な定説のようですが、多少症状が軽くなると「どうしてなのか?」と言うことが気になってきます。

 人間の自然治癒力と言うのは素晴らしいもので、完ぺきに折れてしまった硬い骨が、整形してさえ置けば、あとは勝手につながるという能力を持っています。

 肉離れとか捻挫と言った症状も、いつのまにか自然に治癒します。一方アキレス腱を切ったときなどは、自然治癒が難しいようで手術になるらしいのですが、最終的には自分の力で腱がつながっていくのだと思います。

 ところがネットを見ると、ヘルニアだけは自分では治せないと書いてあるページが多く、非常に不思議です。完ぺきに裂け目が生じてしまい、そこから腸が顔をだして戻らないという状態なら、これは確かに復元不可能かと思われます。

 しかし、少しだけほころびが生じて腹膜が顔を出しそうな軽い状態なら、まだ自己修復の可能性があるのではと言う気もします。ただその間かなり神経を使って、そのほころびが広がらないような努力をする必要があるんだろうなとは思います。

 実際にはそんなことをするより、さっさと切って、そこにメッシュを入れた方が治癒期間も短くなるし患者の負担も少ないということなのかもしれませんが、どうもよくわかりません。

 ちなみに椅子に座ってネットを見ている時などは、痛み等はまったくありません。ちょっとだけ違和感はあります。冷えると痛みが増すような気もするのですが、それは筋肉がかたくなるからではないかと言う気もします。

 また腸の蠕動運動によって、裂け目が押されて痛くなることもあるようです。これは予期しないときに軽い痛みが生じる理由かなと思っています。

 しかし、鼠蹊部ヘルニアだろうが何だろうが、体に不調が起き、無理な運動は禁物というようなことを言われてしまうと、通常の生活以外に余計な負担を抱え込んだようで精神的に疲れます。

 実はこの時期の二か月後に個人手配のハワイ旅行を予定していました。すでにチケットも宿泊場所も予約済みなのですが、場合によってはキャンセルせざるを得ないと考えると、お金の問題も含めて、なんだか精神的に落ち込みます。

 今の状態なら行って行けないこともなさそうですが、二か月先に症状がどうなっているかが全く不明な状態ですから、動きが取れません。無理して渡航して現地で手術なんてことになったらさらに大変だ自体だなと思うとめげます。

 というわけで、実は手術をするためのCT撮影の日付を予約していたのですが、場合によってはさっさと手術を終わらせ、精神的な負担を取り除いて旅行を楽しんだ方が良いのではと思うようになってきました。

 そこで、これを書いた翌日が、たまたま先日診断を行ってくれた大学病院の先生の勤務日なので、予約はしていませんが無理やり診療してもらった方がいいのかなと思うようになりました。

 特に、もしかしたらヘルニアではと思って以来、生活に気を付けているせいか、いわゆる腫れみたいなものは全くなく、ちょっとした不快感はあるものの、普通に日常生活も送れていて、「本当にヘルニアなんだろうか?」という疑問すら浮かんできますので、逆に早期に確定診断が必要なのではと思うようになっています。

 そう思ってネットを使って、「鼠蹊部の痛み」「鼠蹊部の違和感」といった語句で検索すると、腫れがあれば鼠蹊部ヘルニアというのが確定診断になりそうですが、そうでない場合は、単に何らかの膿がたまるとか、炎症だとか、神経痛だとか、まあいろいろな可能性が指摘されています。

 と同時に、私以上に様々な不調を抱えて精神的に落ち込んだり、いったい何が何だか分からないと嘆いている人もいて、病気がその人の精神に与える影響も大きいなとつくづく感じました。

 病は気からという言葉もあるように、精神的なものなら気にしなければいいわけですが、気になるから余計なことを考えて悶々と悩んでしまうのは、私のような小心者にありがちなことです。

 その意味でも、疑いを晴らすならやはり早期にしっかりと検査をするのがが一番だろうなと思えてきました。


CTを撮影し、今後の医療費を予想


初期症状と診断


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